第27話
9月21日(金)、ある会社(会社名は控えさせていただきます)に幽霊検証に行ってきました。仕事中に視線を感じたり、置いてあるポットの取っ手が跳ね上がったり、ドアをノックされたり、人のようなものを見るから気持ち悪いなど、多数報告が寄せられていました。
今回コンドウを含め、クールなニコ、霊感バリバリのカナン、好奇心旺盛のセフィロスの4人で検証に臨みました。
(18時)従業員の帰宅したうっそうとした会社へ入り、お借りした食堂を拠点に夕食準備にかかりました。赤カラ鍋を囲み、この周囲で起きた実体験について、古来行商人の間で流行った百物語を展開していきました。同時に作業場など各所に空のペットボトルを立て、幽霊が通貨したときに倒れるよう配置していきました。
(18時32分)調理担当のカナンが鍋の準備中、作業場で「ボコん」という不審な音が聞こえたので、コンドウとセフィロスで確認するために作業場に行く。その音は東の書類棚辺りから聞こえてきました。
明らかにラップ音と呼ばれている音です
(18時40分)食堂にて、作業場に続く二つのドアを締め切り、再び怪談を進めていきます。さらに自分達の意識の照準を合わせていくため、幽霊を呼ぶ19ヘルツをユーチューブで鳴らしてみました。怖い話をしていると幽霊が寄ってくると言いますが、根拠として、霊が集まる音は周波数にして19ヘルツになります。人の耳では捉えることができない不快音です。
(18時45分)周囲からこちらを見ている視線を感じる
(18時57分)作業場に気配を感じていたカナンが鍋から離れ、一歩作業場に踏み込んだとたんにユーチューブが誤作動を起こし別の曲に切り替わりました。この19ヘルツの音は時間にして60分でしたが、18時40分から鳴らし、57分に誤作動を起こしたので17分しか経っていません。
(19時)ニコが食堂裏口の前で何かを見る・・
(19時20分)さらにカナンが作業場の正面入り口にて人影のようなものを見たので、本人が建物の外からその場所を検証しに行き、同時に内側からその場所を確認したが、ブラインド越しに見ても外を歩く人影は映らなかった。
(19時半)いきなりコピー機の電源が入ったので外部からのFAXかと思い、しばらく様子をみていたが、違うことがわかり、試しにニコが印刷をかけてみたが、白紙しか出てこなかった。
(19時50分)仕掛けておいた空のペットボトルが会議室近辺で落ちる。そこに居合わせたカナンとセフィロスがその状況を検証したが実体をとらえることができなかった。
(20時)タイムリミットの20時半が迫っていたが、当初予定していた儀式の内容をカナンが危険視したことで、我々が「瞑目の儀」と呼んでいる幽霊への働きかけのみを実行する。
会社を方位で分け、ニコ=東 カナン=西 セフィロス=南 コンドウ=北に配置して座り、暗闇の社内にて約10分間瞑目し、意識を周囲に飛ばし、幽霊に働きかける。
しかし、儀式に入ったとたんに、感じていた3つの霊体は倉庫に消える・・
検証結果=よくあることなのですが、正式に儀式として幽霊に働きかけたりすると相手が逃げてしまうことがあります。警戒するようです。この会社のある場所は、1958年9月27日狩野川台風により、直接的ではありませんが甚大な被害を受けた場所であり、当時、死者、行方不明合わせて1290人もいたようです。今回、大人の女性2名と男の子1名を確認しました。ここに住み着いているわけではありませんが、常に助けを求めており、波長が合う人は憑かれ(疲れ)るので、同じような状況へと導かれてしまいます。最後に、今後も意味のある場所や心霊スポット、禁足地など検証していきますが、これは専門家の意見や経験をもとに行っています。大変危険な行為なので絶対にマネをしないでくださいね。